しょぼガラスに寄せて

日本パートナー会計事務所の「生き生きライフ通信13号」
「どこから来たのしょぼガラス」
の記事が掲載されました。
ここにその全文をご紹介いたします。
          生き生きライフ通信13 号

  平成15年12月28日

                                      安徳陽一
             どこから来たの しょぼガラス

 私の妻の友達にまる ひかるさん(ペンネーム)という方がいらっしゃいます。

 実際のご自分の体験をベースにこのたびどこから来たのしょぼガラスという絵本を自費出版されました。そして、妻にも出版したからと贈ってきてくださいました。

 私も妻もすぐ読んでみました。
なんともいえない悲しみと共感を覚えました。そしてラストシーンの主人公のしょぼガラスのうしろ姿はいつの間にか自分の姿になっていました。

 この絵本は不思議な絵本だと思います。
悲しい物語なんですが、自分の人生を生きていく中で遭遇する困難と理不尽さに懸命に耐えている人に共感とともに、静かな勇気を与えてくれるんですね。

 私は絵本はあまり読んだ事はないのですが、ほんの数分ほどで読んでしまうこの本が伝えてくれるメッセージは大河小説一冊に決して引けを取らないと感じました。

 妻は寝る前にこの本をじっくり読んで寝ているようです。これまでの自分の人生が走馬灯のように蘇り、静かなエネルギーが伝わってくるからかもしれません。

 
 人生は困難と理不尽に満ちています。しかし、そんな中にも、人間ひとり、ひとりにその人も知らない宇宙から与えられている役割があるようです。

 つらい、泣きたくなるような出来事の中にも、自分を育てようという宇宙の意思を感じ取れるようになれば、現実から逃避するのでなく、そのことの中に自分を育て活かす道があるということが、だんだんと分かって来るもののようです。

 そして、そういう自分を見つめ続けている温かい目差しを感じるとき、人は静かな勇気が湧き、エネルギーに満ちた生き方ができるようになっていくものと思います。




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